GATUN! SPECIAL DISCUSSION けんせつ小町たちのけんせつ小話。 4/4

喜びを生みだす設計者になりたい。

PROFILE
阪井 清楓 〈ガーデンデザイン学科 2年 大阪府立貝塚高等学校 出身〉 在学中に取得できる資格の多さや就職率の高さが修成に入学した決め手。マイホームという人生で一番高い買い物で、お客さまの夢を叶えられるような外構の設計者になることをめざす。

女性が増えれば、業界はどんどん変わる。
一人ひとりの挑戦が社会を動かす力に。

阪井:女性ならではの視点やアイディア、作業などが望まれることはありますか?

大下:すごくありますよ。取材などもそう。女性だから声がかかることもあります。新卒で就職した頃は、女性はほとんど周りにいなかったし、最近は「女性の活躍」みたいなことで取り上げられるようになっています。

沖田:「女性ならでは」ってどんなことなんでしょう?

大下:一般的には、きめ細かさや色使いなどですよね。でも「女性ならではの」と言われるとドキドキしますよ。細かいことができる男性だっていますから。最終的には男、女ではなく「自分ならでは」を出せるのがいいですね。

三好:そうですね。私は土木系で女性1人ですが、特別扱いはされません。そのほうが心地いいですし、自分から積極的にみんなの輪に入って、自分の色を出していくことが大事だと思います。

阪井:本当にそう。それぞれ自分の得意なことを伸ばしていけたらいいですね。ところで、大下さんの修成での同級生は、みなさん同じ業界にいらっしゃるんですか?

大下:そうですね。結婚して子どもがいる人は、独立してフリーになっている場合が多いかな。

三好:独立ですか?

大下:まだまだ子どもを育てながら企業で働くのは、時間の融通が利きづらいところもあって難しいのが現状なんです。

阪井:設計も現場も、夜遅くまで働いているイメージがありますね。

大下:そう。だから現状では女性が働く環境がきっちり整備されている会社に入るか、独立するかということになってしまうんです。

沖田:私は結婚しても仕事を続けたいなと考えています。

大下:まだ若いのにちゃんとそこまで考えているんですね。知人の中には、小規模な事務所に勤めていて、会社に掛け合って子どもを連れて出勤することを認めてもらった人もいますよ。

阪井:すごい努力ですね。会社も理解してくれたんですね。

大下:「けんせつ小町」という呼び名がつくぐらい、女性の活躍が期待されているわけだから、働く環境はこれからどんどん変わっていくと思います。業界に女性が増えることはとてもいいこと。早く社会が追いついてくれるといいですね。

三人:私たちが社会でがんばることで、後に続く世代がもっと増えていくということですね。

大下:女性が自分らしく働ける環境になれば、きっとものづくりの幅も広がります。応援していますよ!