GATUN! SPECIAL DISCUSSION Global Talk 世界が広がる多国籍座談会 1/2

多様だからおもしろい! ものづくりを見る“眼”と、感じる“心”が磨かれる。

ものづくりの世界で自分の力を発揮するためには、何が大切だろうか?
いつも「みんなと一緒の持ち物」「みんなと一緒の考え」では突き抜けたことはできない。
修成には国籍も年齢も多様な学生が集まり、視野がぐーんと広がる環境がある。
その中で学ぶ学生たちの、個性あふれる学生生活を見てみよう。

見たり、つくったりを経験した子ども時代。
実際に感じるものづくりの世界の楽しさとは。

寺田:みなさんはどうして建設業界に興味をもったのですか? 相澤さんは、社会人を経験して入学してきたと聞きました。

相澤:そうなんです。2014年の3月まで事務職をしていました。京都で大学時代を過ごし、四季の移ろいの美しさが印象に残っていたので、造園にはずっと興味がありました。生き物を扱う仕事をするなら、学校できちんと学ぼうと考えて修成に入学しました。

シライト:会社を辞めて学生に戻るって、勇気ある決断ですね。

相澤:そうですね。年齢を考えると、これが最後のチャンスかなと。批判するわけではないですが、大阪で働いているときに、街全体で見ると緑が少ないなと感じていました。私は新潟出身で、山や海が見える環境で育ったので、自然に飢えている感じ(笑)。少しでも緑を増やせるような仕事に就けたらなと考えています。

王:私も台湾で事務や営業をしていましたが、本屋さんに行くと、いつもふと建築のコーナーに行っていました。そこで、私はこの分野が好きなんだと気づいたんですよ。長く続けるなら好きな仕事をしたほうがいいと思い、勉強してみようと思いました。修成に入学したのは、留学生へのサポートがいろいろあったからです。寺田くんは?

寺田:実家が建築関係の仕事をしているんですよ。それを見て影響され、やってみようと思いました。修成に入った当初は実家を継ごうと思っていたんですが、兄が実家を継ぐと言い始めたので、僕は好きな方向に進もうと考えています。アレクサンドラさんやシライトくんは、なぜ留学先として日本を選んだんですか?

アレクサンドラ:私は絵を描くのが大好きで、大学で建築とデザインを学んで、ロシアの学校に編入していた経験があります。さらにヨーロッパやアジアの建築を勉強したかったので、情報がたくさん集まる日本で学ぼうと考えました。

ベジュノベッツ アレクサンドラ 〈Alexandra Vezhnovets〉 建築CGデザイン学科
Minsk Gymnasium #42高等学校 出身
ベラルーシ

シライト:僕は、母国のインドネシアはまだ発展途上にあると考えています。世界中の建設物、構造物を見て、インドネシアでも素晴らしいものをつくりたい。インドネシアは日本と同じく地震がよく起こる国なので、改善するべきところがたくさんあります。その技術を日本で学ぼうと思って修成に入りました。

相澤:みんないろんなきっかけがあって修成に入ってきているんですね。ところで、私はずっとアレクサンドラさんの髪の色が気になっていて。とっても華やかな人がいるなぁとときめいていました。

アレクサンドラ:ありがとうございます。もともとは金髪なんですよ。

王:私もおしゃれだなと思って気になっていました。

アレクサンドラ:うれしいです。修成での学校生活はすごく楽しいですよ。友達もできましたし。

シライト:先生もみんなに優しく接してくれるし、そこが修成のいいところですね。

学べば学ぶほど楽しい、ものづくり。

相澤:私は今、とにかく勉強することに新鮮さを感じています。現役の学生時代はそれほどまじめではなかったけれど、今は「これを学ぶんだ!」と目的がはっきりしているので、こんなに面白い学びがあるのかと感動しています。先生が現役で働いている方が多くて、現場の話を交えてくださるので、自分はこういう風にしようとか、想像がしやすいですね。

寺田:社会人を経験して入学している人はすごく意欲的ですよね。僕がいる住環境リノベーション学科は、資格を取る機会が多いんです。もう10個以上は取っているかな。学校で試験を受けたり、教習所に行ったり。朝が早いときはつらいですが、資格が増えていくことはうれしいし、入学したからには取れるだけ取りたいと思って勉強しました。

寺田 敦 〈Atsushi Terada〉 住環境リノベーション学科
私立尾山台高等学校 出身
日本

王:寺田くんすごくがんばっているんですね。私は今、卒業設計で長屋を設計しています。見栄えがとてもよくなるので、フォトショップやイラストレーターは使えたほうがいいなと実感しています。

寺田:僕も卒業設計で図書館の設計をしています。実際にある土地を調べて、その土地に合ったものを建てるというものです。

アレクサンドラ:2年生のみなさんは卒業設計をしているんですね。参考になります。私はCGデザインを学んでいて、絵が好きなことを生かせるのでとても楽しいです。中でも好きなのはデザインや力学、パソコンの授業。スケッチも大好きです。

シライト:土木は測量や施工の勉強をします。修成の授業は講義だけでなく実習があるのがいいですね。1時間、土木の映画を観る授業もありました。仕事の内容がわかりやすくまとまっていたのがよかったです。また、研修で土木の会社に訪問することができたのも勉強になりました。インドネシアの学校では、ここまで充実したカリキュラムで学べるところは少ないですから。

留学生に聞く、日本と母国の違いとは。

シライト:そういえば、みなさんお昼ごはんはどうしていますか?

アレクサンドラ:自分でお弁当をつくっています。ごはんとお肉、野菜のバランスも考えて。

相澤:えらいねー!!外国人の人もちゃんとお弁当つくるんですね。

アレクサンドラ:そうですね、日本に来てから始めました。前の日の夕飯の残りが多いですよ。

シライト:僕はカレーが多いです。住んでいるマンションの1階がカレー屋さんで、そこに食べに行くことが多いですね。相澤さんはどうですか?

相澤:お好み焼き屋さんとか、あとは向かいの「みわ」のお弁当とか、たまにお弁当をつくってきたりコンビニに行ったり、いろいろですよ。

寺田:やっぱり「みわ」が人気ですかね。

王:そうですね。最近は卒業設計で時間が取れないんですが、私も前はお弁当をつくったりもしていましたよ。

寺田:遊んだり買い物したりするのは梅田が多いかな?

アレクサンドラ:そうですね。梅田なら学校から電車ですぐに行けますからね。私は梅田や難波でショッピングします。

シライト:僕は学校が終わったらすぐ帰って、勉強して休みます。平日はそれの繰り返し。散歩が好きなので、休みの日は遊びに行きます。夏は自転車で京都まで行ったりしました。

王:えっ? 京都? どれぐらいかかるの?

シライト:友達と淀川の河川敷をずっと走って、3時間ぐらいです。京都に着いたらお寺や神社に行きます。歩くと時間がかかって大変なので、自転車でめぐるのが便利で楽しいですよ。

相澤:帰りが大変じゃない?

シライト:帰りは電車ですよ。折りたたみの自転車なので。

寺田:その発想は思いつかなかった。すごいな! 京都のどこが印象に残りましたか?

シライト:清水寺ですね。パンフレットで見たのと一緒だと思いました。

アレクサンドラ:私も京都のお寺に行ったことがあります。とても日本的な美しさがありますね。寺田さんは休みの日はどうしているんですか?

寺田:休みの日は暇な時間を過ごしていることが多いですが、土曜日に学校に出てきて課題に取り組んだりもしていますよ。この学生ラウンジの解体や施工にも携わりました。ラウンジにあるベンチもみんなでつくったんです。

王:ここの解体と施工? すごく活動的じゃないですか!

相澤:私は今まさに、この学生ラウンジに配置するグリーンの計画を立てています。本棚の上や壁面緑化、あとパーテーションもつけて、天井からのハンギングなども。

シライト:かっこいいですね。

相澤:「GATUN!プロジェクト」という活動の一環です。ガーデンの先生が寄せ植えをつくったり、地域のお祭りで緑の相談を受けたりしています。このラウンジもまだまだ進化の途中ですよ。

アレクサンドラ:できあがりがすごく楽しみ!

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