学生時代の経験や努力はきっと、社会で生きてくる。

喜安:久々に修成に来ると、学生時代のことを思い出すよね。一人暮らしをはじめて、自分で炊事洗濯をして、友だちを家に呼んでごはんを食べたり遊んだり、毎日本当に楽しかった。みんなは「学生時代」と言えば、何を思い出すの?

川端:私はオープンキャンパスのスタッフをしていたことかな。先生や職員さんたちと一緒に、どうやったら良いイベントになるのかを話し合いながら企画を練って、来校者に校内を案内したり、模擬授業をやったり、いろいろとがんばっていたなぁ。

橋本:私もオープンキャンパスのスタッフをしたことはすごく良い経験になっている! スタッフになるまでは、人と話すことが苦手だったけど克服できたしね。

松下:僕は「GATUN! PROJECT」で、心斎橋にあるライブハウスの店内装飾をやらせてもらったことかな。

川端:あ! オンジェム(ライブ&バー11 Onzieme)のやつだね! 私も参加したことがある!

藤原:ガツンプロジェクト? 僕が学生だった頃はなかったような…

松下:先生と面白い建物を見に行ったり、企業やお店とコラボして学生たちが空間デザインや施工を行ったりする課外活動です。その中で一番印象深いのは、オンジェムで開かれたホワイトパーティーという「白」をテーマにしたイベントの店内装飾を手がけたことです。

喜安:オンジェムのプロジェクトはガチだから、やりがいはありそうだけど厳しそうなことをやっているなって、遠くから応援していたよ(笑)。

松下:自分たちで予算を決めて部材を買いに行って、企画書をつくってお店の人にプレゼンをして、施工をして…。今思えば、仕事と変わらないほどシビアな課外活動でしたよ。企画の段階で何度もやり直しになったり本当に大変でした。でも、お店の人にイベントへ招いてもらった際、自分たちが装飾を手がけたフロアで、たくさんの人が楽しんでいるのを見ると本当に感動しましたよ。ものづくりのやりがいを感じられる貴重な経験になりました。

父の会社をデッカく
していきたいです。

水道や電気、内装の工事などを手がけている父が経営する会社に勤務。ときに職人、ときに建築士、営業マンとして活躍するマルチプレイヤー。


松下 周平さん

有限会社ジェイ企画データ 勤務
2013年 建築学科 卒業

藤原:学生時代になかなかできる経験じゃないですね。

松下:一緒に参加した友だちと意見がぶつかって、ケンカになったことも良い思い出です(笑)。藤原さんはどんな学生時代を過ごされたんですか?

藤原:う~ん…、一番印象深いのは、専科にいた頃、思いっきり勉強したことです。

一同:え~!(笑)

喜安:藤原さん、真面目すぎでしょ! 私なんて、授業中に居眠りしてよく注意されていたのに(笑)。

藤原:(笑)。とにかく、「二級建築士」の資格試験に合格するために、放課後も休日も、家でも勉強勉強の毎日でした。先生も熱心に指導してくれましたし、クラスの友達も同じようにがんばっていたので、なにがなんでも合格しようと必死でしたね。あれだけ勉強に打ち込むことって、今後一生ないと思います(笑)。合格した時は最高にうれしかったです。

松下:僕も今、二級建築士の試験に向けてがんばっているところなので、こういうお話しを聴くと刺激になります。

藤原:勤務先が土木メインの建設会社なので、あまり二級建築士の資格を求められる仕事はありませんが、やっぱり持っていると周りの見る目が違いますね。

喜安:それって大切です。資格が必要な仕事が来たときに「その資格を持っているので、やらせてください!」って立候補できますしね!

橋本:図面を書く仕事がメインなので、私も学生時代に培ったCADのスキルが毎日生かされているよ。たまに、上司や先輩を教えることだってある(笑)。それから、構造力学や水理学って、学生時代は将来どう役立つのかピンとこなかったけど、今、仕事をしていると、これはあのとき勉強したやつだなって、ちゃんと役に立っているよ。

松下:そうそう、専門用語ひとつにしても、聞いたことがあるのとないのとでは業務の理解度が違ってくるからな。学生時代の勉強って大切だよな。

喜安:私はもう一度勉強し直したい~!

一同:(笑)。

橋梁設計の世界は、
本当に奥が深いですね。

橋梁設計の会社に勤務する設計士。現在は、橋の補修工事に用いられる図面の作成に日々奮闘。実は、現場に憧れているという一面も。


橋本 恵理佳さん

株式会社アーバンパイオニア設計
2013年 土木工学科 卒業

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