倉方:今日、歴史的な建築物や構造物を見学して、どんな発見がありましたか?

二宮:例えば、建築物は川だったり、ランドスケープに配慮して建てられていて、その川には橋が架けられていて、その設計は公園にもつながっていると。つまり、建築、土木、造園それぞれが一つになることで、街そのものをカタチづくっているんだとはじめて知りました。

image

寺田:私も二宮くんと同じで、建築と造園、土木がそれぞれ別々に存在しているわけじゃなくて、一つひとつが役割を果たしながら、街が出来上がっているんだという発見がありました。

倉方:そうそう。それぞれ別のものだと見られがちですが、建築、土木、造園は、やはり「建設」という大きな全体の中で結び付きを持っています。そして、中之島は建設の教科書として最適です。それぞれの分野のコラボレーションを勉強できる場所が大阪にはあるわけですね。

二宮:これまで私は造園にしかほとんど目を向けていませんでしたが、今日は、「建設」の分野そのものに目を向ける良い機会になりました。

小林:これまで土木のことばかり考えていましたが、こうやって、街全体で見ると全部つながっているんだって、視野がすごくひろがりました。

image

寺田:私もです!国の将来をかけて設計を追求したり、人々の暮らしを豊かにしたり、建設の世界って本当にダイナミックで奥深い。ますます好きになりました!

倉方:本当にたくさんのことを学びましたね。とてもうれしいです。次は、みなさんがその建設の世界で活躍する番です!今後も今日のようにいろいろな発見をしながら、楽しみながら、未来に向けてがんばってください。

image

Information

倉方先生が実行委員を務めているイベントをご紹介!
生きた建築ミュージアム フェスティバル大阪 (通称:イケフェス大阪)

image

2019年度は、のべ約5万人が参加した日本最大級の建築イベント。毎年秋の週末に、大阪にある160以上もの魅力的な建築物を無料で公開しています。2020年は10月24日(土)、25日(日)を中心に開催されます。普段は入れない建築物や構造物の内部を見学できるなど、建設業界全体を対象に、学んで、楽しめる大チャンスです。
https://ikenchiku.jp/

GATUNのTOPに戻る