GATUN! SPECIAL DISCUSSION 1 / 4

わたしたちが、おうちで、学校で、考えていた、今と、これからのこと。

〜学校・建設を中心に、これからの応援話〜

ものづくりをしてきた人たちも、
おしえていた人たちも、おしえられていた人たちも、
グッとがまんで、立ち止まった数ヶ月。
これからも、不安がなくなるのか、正直わからない。
だからこそ今、これからのことを語っていただきたいと思いました。
さあ、未来のキミたちのお話のスタートです。

今だからこそ、新しいこと、変わらないこと、未来や希望について、語り合いたい。

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-今回は、新型コロナウイルス感染予防対策として飛沫防止アクリル板の設置、検温・消毒、換気徹底の中の座談会です。少し雰囲気がちがいますけど、リラックスして楽しみましょうね。では、みなさん簡単な自己紹介からお願いします。

倉方:大阪市立大学で建築の歴史を教えています。二年前に修成の教育顧問に就任し、昨年の創立110周年記念イベントでは、さまざまな建設関係の方々と対談をさせていただきました。本日もどのような話の展開になるのか楽しみです。よろしくお願いします。

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-今回は、新型コロナウイルス感染予防対策として飛沫防止アクリル板の設置、検温・消毒、換気徹底の中の座談会です。少し雰囲気がちがいますけど、リラックスして楽しみましょうね。では、みなさん簡単な自己紹介からお願いします。

倉方:大阪市立大学で建築の歴史を教えています。二年前に修成の教育顧問に就任し、昨年の創立110周年記念イベントでは、さまざまな建設関係の方々と対談をさせていただきました。本日もどのような話の展開になるのか楽しみです。よろしくお願いします。

西濱:コンパス建築工房の西濱です。大阪で設計事務所として独立してから三十五年が経ちました。私は教育顧問に就任する数年前から、この学校案内書『GATUN!』で何度か学生さんと座談会をさせてもらっています。ですから、倉方さんよりもちょっと修成とのお付き合いは古いですね(笑)。そういうご縁もあり、昨年度も卒業生がうちの設計事務所に入ってきてくれました。
マレーシアからの留学生の方で、今ではもうバリバリと仕事をやってくれています!

見邨:副校長の見邨です。専科1級建築士科の科長も兼務しています。
また、GATUN! PROJECTというサークルでも学生と楽しく活動を共にしています。

周藤:ガーデンデザイン学科の周藤です。たいへん緊張していますが、またとない機会ですので、たくさんお話ししたいと思います!よろしくお願いします。

成川:土木工学科の成川です。今日はいろんなお話が聞けると思い、楽しみにやってきました。よろしくお願いします。

角田:空間デザイン学科の角田です。自分の思っていることがしっかり話せるか心配ですが、がんばります。

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-学生のみなさんは、コロナ禍のため、入学式が中止、その後、オンライン授業、分散登校と続いたんですよね。本当に大変だったと思います。先生方もその頃は…。

周藤:私はAO入試の事前授業で何人かお話はしましたが、入学式がなくなり、他のクラスメートにも会えない日が続きましたので、ちょっとさびしかったですね。学校、クラスの雰囲気もわからないままでしたし…。オンライン授業が始まったのがGW明けだったので、課題をこなす最初の一ヶ月がとくにキツかったです。

成川:みなさんもそうかもしれませんが、僕も最初の一ヶ月はいろいろとまどいました。オンライン授業が始まっても全てがはじめてのことですから、苦労しながらも、何とかみんなに付いて行こうと…。それから分散登校が始まり、みんなが揃う授業になっていきましたので、最初はぎこちないこともありましたが、今ではすっかりクラスメートとの交流も深まりました。

角田:私は公募推薦で入学しましたので、事前授業がなく知り合いがまったくいませんでした。ですから、クラスメートがどういう人たちで、授業中の雰囲気がどういうものなのかまったくわからない。そういう不安の中、課題とオンライン授業の二ヶ月が過ぎ、ホームルームではじめてクラスメートの顔を見たときは、とても新鮮で、ホッとした気持ちになりました(笑)。

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見邨:私たち学校側も準備はしていたものの、実際にオンラインの授業を行うのははじめてのことでしたので、手探りでベストの方法に近づこうとする状態でした。二年生は一年間顔を合わせて過ごしてきましたが、新入生である受け手側の表情や小さな仕草や声の変化も確認できないまま、授業を進めていかなければならないことにもどかしさを感じました。

-でも、また八月にオンラインの授業がありましたが、そのときはどうでした?

周藤:先生やクラスメートと顔を合わせることで、いろんなことの雰囲気がわかり、五月の頃より格段にやりやすかったです。でも、やっぱり登校した方が集中力も高まることで、吸収量が増すと思います。

成川:僕の学科は実習が多いので、直接教えていただくことが重要です。身体で覚えることもそうですし、クラスメートも一緒ですからいい刺激にもなります。

角田:五月の頃よりは慣れましたが、やっぱり直接授業を受ける方が自分の身になっているように感じます。近くに先生もいらっしゃるので、すぐに質問にも行けますし。

見邨:やはり顔を見知っていることは重要ですね。対面での授業はもちろんのこと、職員室では、先生同士がオンライン授業での新たな取り組みなどを話し合ったり、常に〝より伝わる授業とは?〟を模索しています。

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