『倉方塾』に参加しました!7.18 @中之島デザインミュージアム de sign de >

7月18日に開催された「倉方塾」に、建築学科2年生の学生が参加しました。
「倉方塾」は、建築史家・倉方俊輔氏を塾長に、気鋭の建築家によるトークセッションなど、
日本の建築界の最前線を体験できる連続セミナーです。
前期第3回は『まちに開くリノベーション、小倉の実践』と題して、嶋田洋平氏を迎えてのトークセッション。
個性的な商店が並ぶ「メルカート三番街」、文化発信スペース「フォルム三番街」、クリエイターたちの拠点「ポポラート三番街」と、
空いていた古いビルを拠点に、企画から設計監理、テナント誘致までを手がけ、
北九州市小倉魚町を変えていった、嶋田氏の空間づくりを学びました。

 

>参加学生からのレポートを紹介します。

「リノベーションとは、昔の建物の補強や内装の変更などをして、これまでとは違うことに使用することをいうが、
今回のゲストの嶋田さんが考えるリノベーションは、使えない物の使い方を考えることであるという。
文化遺産や税金で賄われている建物をリノベーションにより、収益を産み、その収益で建物を維持補強していく。
リノベーションをしたら終わりではなく、その後の使い方どうすればいい方向に行くかまで考える。
建物は個々ではなく、面として街全体の事を考えるのが大事だと、とても勉強なった。」
(建築学科 2年生)

「『リノベーションの投資は逆算だ。』嶋田さん曰わく、リノベーションをしてどれだけの収益が出るかではなく、
どれだけの収益が出るかを想定仮定した上で、どういったリノベーションをするかを計画するそうだ。
『建物は運営管理が出来て初めて存続出来る。』どれだけデザイン性に富んでいても、運営出来なければ潰れる。
街を回すためには街のコンテンツを変える。街のコンテンツを変えるには街の意識を変える。
結局街を活性化させるのは、有名な土地建物ではなく、人間なのだと感じた。」
(建築学科 2年生)