みむら校長の「なるほど!建設Q&A」~ゼロからわかるプロの世界~ Vol.7 「ガツン!」と回答。見邨校長が教える「まちづくりの頭脳!『建設コンサルタント』って何をするの?」

「ガツン!」と回答。見邨校長が教える「まちづくりの頭脳!『建設コンサルタント』って何をするの?」

こんにちは!
修成建設専門学校 校長の見邨(みむら)です。今回は、憧れの「設計」の先にある「まちづくり」と、その未来を描く「建設コンサルタント」という仕事をお話ししますよ!

「コンサルタント」とは、専門知識を活かして解決策を提案するアドバイザーのこと。建設業界では、道路、橋、上下水道などの「土木インフラ」を対象に、国や自治体のパートナーとして「どんなまちにするか」を計画・設計する、まさに「まちづくりの頭脳」なのです。

■ 総合学園の校長だから語れる、「まちづくり」の奥深さ

修成は、建築をはじめ、土木、造園(ガーデン)など、建設に関わるすべての分野が揃う総合建設専門学校です。日頃からさまざまな分野をめざす学生たちを見ていて感じるのは、「建物だけ」「道路だけ」で完結する仕事は、この世に一つもないということです。

建設コンサルタントは、まちの骨格となる土木インフラを計画・設計しますが、そこには必ず建物との調和や、緑豊かな景観への配慮が求められます。これら建築、土木、ガーデンデザインの各分野を目指す学生たちが、学科の壁を越えて共に学び合い、多角的な視点を養えるのも、修成だけの大きな特徴なんですよ。

■ 土木×建築・造園——「まちの骨格」をデザインする

建設コンサルタントが深く関わるまちづくりには、以下のようなエキサイティングな仕事があります。

  • 安全で快適な交通ネットワークづくり:道路や橋を計画・設計し、人と車がスムーズに行き交う地域の「動線」をつくります。
  • 命を守る防災まちづくり:自然災害に備え、川の氾濫を防ぐ護岸工事や、安全に避難できるルートを計画し、人々の暮らしを守ります。
  • 景観や環境との調和:インフラをつくるだけでなく、周辺の建物や自然の緑と美しく調和させ、街全体の魅力を何倍にも高めます。

3つのプロセスで「未来の地図」を描く楽しさ

仕事は、【調査・分析】(人流や歴史の調査)、【企画・計画】(グランドデザイン構築)、【設計】(ドローン測量や3D最新技術による図面化)という3ステップで進みます。そこに暮らす人々の未来の生活を想像し、技術とアイデアで街を描く、本当にダイナミックな仕事です!

もし、あなたの街に空き家が100軒あったら?

ここで、皆さんに問いかけてみましょう。 「もし、あなたのまちに空き家が100軒あったら、何ができますか?」

「壊す」だけが正解ではありません。 実はね、私もかつて、故郷のまちづくり活動で、大正時代に建てられた造り酒屋さんの古い建物をコンバージョン(用途変更・改修)したことがあるんです。自らの事務所であり、まちづくりの作戦会議を開く活動拠点、そして地域の人々が集う情報発信ギャラリーとして、新たな命を吹き込みました。古い建物であっても、アイデアと技術を注げば、カフェや子どもの遊び場といった「まちを元気にする空間」へと生まれ変わらせることができる。つくる手前の課題に目を向け、未来を創造する。これこそが、この仕事の無限の可能性であり、最高に面白いところなんですよ。

身近なところから「まちづくり」を体験!学生たちの活動

ちなみに、いきなり大きな街の骨格をつくるのは難しくても、身近な場所から「まちづくり」に触れることはできます。本校の課外活動「ひろまち(ひろがる街づくりクリエイターズ)」が大阪府箕面市で行っている取り組みは、まさにその素晴らしいお手本です。

自治体や住民、企業とタッグを組み、芝生広場にベンチを制作する「箕面新旧コミュニティプロジェクト」や、駅前マルシェに学生自作の「コトコト屋台」を設置する活動など、お互いをリスペクトしながら、話し合い、手を動かして空間を彩っています。こうした小さな一歩も、将来まちづくりに関わる上でとても大切な、リアルな学びの場になっています。

社会から必要とされる人になるために

どれだけ高度な専門技術を手に入れても、プロとして最後に輝くのは、仲間や地域に寄り添う「スタンス(姿勢)」に他なりません。お互いを認め、深くリスペクトし合うこと。相手の知恵に耳を傾け、一つのゴールに向けて誠実に向き合うこと。その姿勢があってこそ、多くの現場や仲間から信頼され、社会から本当に必要とされる存在になれるのです。

「自分のアイデアで、大好きな地域を元気にしたい!」 「インフラや建物を通して、誰かの暮らしを支える最高のピースになりたい!」 もし君の中にそんな熱い「つくる情熱」があるなら、ぜひ修成で一歩を踏み出してみませんか?

未来のつくり手に会えるのを、楽しみにしています!