教育目標、教育の特色、教育課程編成・実施の方針
教育目標
修成建設専門学校は1910年(明治43年)の創立以来、「学生一人ひとりを見つめ、一人ひとりの将来を考える学校」という理念のもと、教育と真摯に向き合い技術者の養成に努めてきました。創立から110年以上が過ぎた今では、3万9千名以上の人材を輩出し、優れた技術者を育てる教育機関として建設業界を中心に広く知られています。これはひとえに、卒業生たち一人ひとりが社会で活躍し、日夜ものづくりと向き合う中で、積み上げてきた実績と信頼によるものです。
卒業生たちと築いてきたこの誇るべき伝統・歴史を守り続けるためにも、現状に満足してはいけません。変革を恐れずに前進し続けなければなりません。修成はこれからの100年に向けて、絶えず変化する時代の流れ、技術の進歩に対応し、変革を恐れずに新たな試みに挑戦しながら学生たちとともに、卒業生たちとともに新たな歴史を刻んでいきます。
教育の特色
修成建設専門学校は、「すべては、学生一人ひとりの未来のために」を本質とし、学生たち一人ひとりと向き合った教育を方針としています。そのために「人材育成」と「専門教育」の二つの面からアプローチしています。
人材育成は、一人ひとりの個性を伸長し、みずから道を切り拓いていく自立心の育成と、一方で協働して問題を解決する強調心を育成することで、この両端の個性の共存は、優れた社会人・企業人としての根幹を成すものです。
また、専門教育は、ものづくりの面白さを体得することです。自由で想像力溢れた建築物を創造する楽しさ、道路や都市インフラなど社会基盤施設を建設する誇り、生きた植物を素材として造園や都市の緑化を推進する喜び、それらを感じ取る基礎となるのが専門技術教育であります。
教育課程編成・実施の方針
建築学科
教育目的
建築の仕事は設計(意匠、構造、設備)・施工・積算など多種多様な業種で成り立っている。そのうちのひとつでも不足するとよい建築は生まれない。また職業に必要な資格も多岐にわたる。建築物を造るということはすべての仕事を理解し、その一翼を担うことである。そのうえで新しい技術や課題に対応でき、実践的かつ専門的な知識および技術を有する創造的な人材が、建築業界では求められている。
本学科は建築に対する興味や技術的関心、高い倫理観を持ち、向上心と自立心に支えられた建築技術者を育成するため、講義をはじめ、材料実験・実習・設計、デザイン演習・卒業設計などのカリキュラム編成に加え、早期からインターンシップ、オープンデスク等による密接な企業連携を図り、的確な卒業後の進路選択ができる環境を充実させ、ミスマッチのない進路決定を目指す。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
在籍2年間で、福祉住環境コーディネーター、建築積算士補、建築CAD検定など、希望分野の実務者としてキャリアアップにつながる専門資格の段階的な取得を目指す。二級建築士受験資格を持っている工業高校等出身者には、在学中の建築士試験受験を積極的に勧める。その支援として教職員が連携し、学生による自律的な資格受験計画の作成指導や、授業内でも職業分野と専門資格の関連の意識付けを行う。また対策講習会を上手に利用するようアドバイスする。
また卒業時点で得られる建築士受験要件を活かし、一級・二級建築士専攻科への内部進学または働きながら講習会を受講して建築士受験を目指すことができる。ほかにもスペースデザイン専攻科、BIMエンジニア専攻科などを通じて、インテリアプランナーや建築DXに関する専門資格など、専門職への多様な志望に応じた支援体制が整備されている。
建築・デザイン学科
教育目的
建築の分野は幅広く、多種多様な職種や、それぞれに求められる専門的な技能・資格も多岐にわたる。同時にそれら多様な職種に従事する専門家同士が、互いを尊重し、協働することによって業務が遂行される。したがって建築のプロフェッショナルを目指す者は、専門的な技能や知識を学ぶことはもちろん、広い視野と柔軟な姿勢で、俯瞰的・継続的に学ぶことも重要である。
本学科では働きながら専門資格の取得を目指す、他分野からのリスキリング、ダブルスクールなど、様々な背景と意欲を持つ学生に対して、建築・デザイン分野の夜間講義を行うことで応え、短期間で集中して、実務に即応できる社会人の養成を教育目的としている。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
本学科では多様な学生の背景と学びのニーズに配慮し、卒業時点での建築士受験資格を得るため、一部座学講義において、ハイブリッド型の授業を展開する。また志望分野の多様性にあわせて在学中の2級・1級建築施工管理技術検定(一次)、宅地建物取引士、各種インテリア関連の資格等についての講座を設けており、選択受講を可能としている。
また卒業時点で得られる建築士受験要件を活かし、さらに深い学びや専門資格への挑戦を可能とする専攻科への進学や、働きながら資格合格を目指す者に向けての夜間講習会など、進路別に支援体制を整備している。
建築デジタルデザイン学科
教育目的
人間の生活空間を作り上げる建築は、設計分野と施工分野に大別されるが、現代の設計分野に求められている人材のひとつに、「BIM・等を活用した」設計意図の構築や図面表現など、そのスキルがより高い者が挙げられる。それはデザインプロセスを目に見える形で円滑に進め、建築物の完成までに関わる多くの人との合意形成に大きな役割を果たしていく存在として、設計業界の今後において欠かすことができないものとなる。
本学科は、建築の基礎知識の修得と、BIM・AR・VRなどの建築ビジュアライゼーションスキルを養成する演習授業を連携させ、計画力と表現力に加え、その伝達力を磨くことを目標としている。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
在籍2年間で、BIM利用技術者試験・建築CAD検定・商業施設士・福祉住環境コーディネーター・パース検定・インテリア関連の資格取得を、自らの進路目標に合わせて選択し挑戦する。また、本学科は卒業と同時に一級建築士・二級建築士の受験資格が得られる。
卒業後、内部進学する者は専科2級建築士科、また卒業時点で得られる建築士受験要件を活かし、一級・二級建築士専攻科への内部進学または働きながら講習会を受講して建築士受験を目指すことができる。ほかにもスペースデザイン専攻科、BIMエンジニア専攻科などを通じて、インテリアプランナーや建築DXに関する専門資格など、専門職への多様な志望に応じた支援体制が整備されている。
空間デザイン学科
教育目的
空間デザインの仕事は建築のなかでも最も身体に近いインテリアからはじまり、建築そのものやエクステリア、ディスプレイや舞台美術など広範囲が対象となる。そのため建築だけではなく材料・照明・色彩などへの豊富な知識とデザイン技術、それを表現し他者に伝える力が必要とされる。
また空間に対する多様なニーズを具体化できるデザイン思考が求められ、そのためには流行や社会情勢に興味を持つことと共に、その背景となる歴史への視点が必要となる。
本学科では建築・インテリアの基本的学びとともに、住宅やホテルなどの住空間、店舗施設などの商業空間、ミュージアムなどの公共空間について、必要とされる要件を整理してデザインを行なう技術と、それを効果的に伝えるためのプレゼンテーション技術を習得する。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
在籍2年間で、商業施設士、インテリアコーディネーター、パース検定(1級)など、希望分野の実務者としてキャリアアップにつながる専門資格の段階的な取得を目指す。その支援として教職員が連携し、学生による自律的な資格受験計画の作成指導や、授業内でも職業分野と専門資格の関連の意識付けを行う。
また卒業時点で得られる建築士受験要件を活かし、一級・二級建築士専攻科への内部進学または働きながら講習会を受講して建築士受験を目指すことができる。ほかにもスペースデザイン専攻科、BIMエンジニア専攻科などを通じて、インテリアプランナーや建築DXに関する専門資格など、専門職への多様な志望に応じた支援体制が整備されている。
建築施工学科
教育目的
建築生産のプロセスを大別すると、企画・設計・施工および維持管理となる。建築生産における施工は計画・設計に基づき建物を造る大切な工程であり、この工程に携わる現場監督(施工管理技術者)と職人(技能労働者)双方の役割が重要なポイントである。
本学科は、その重要な立場となる「現場監督(施工管理者)」の育成を目標とする学科である。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
現場監督(施工管理者)を育成する観点から2級建築施工管理技術検定第一次検定の100%合格を目指すと共に厳選された技能講習・特別教育・安全衛生教育・技能検定を取得するべくカリキュラムを編成している。
また卒業時点で得られる建築士受験要件を活かし、一級・二級建築士専攻科への内部進学または働きながら講習会を受講して建築士受験を目指すことができる。ほかにもスペースデザイン専攻科、BIMエンジニア専攻科などを通じて、インテリアプランナーや建築DXに関する専門資格など、専門職への多様な志望に応じた支援体制が整備されている。
土木工学科
教育目的
土木工学(Civil Engineering)は、道路や橋梁、トンネル、ダム、水道など人々が生活するために必要な構造物を扱う「市民のための工学」であり、生活や経済、産業の基盤となるインフラストラクチャー(インフラ)の整備を担っている。これらは地域のランドマークや観光名所として親しまれている構造物も数多く見られる一方で、自然がもたらす災害は依然として多く、災害に強いインフラネットワークが必要とされている。
本学科は、土木事業の管理業務全般について実務主体の専門技術教育を行い、測量・計画・設計や、施工中の安全・品質・工程などを管理して現場をマネジメント(施工管理)することができる知識を習得し、さまざまな問題に対応できる現場管理者を養成する。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
現場管理者を養成する観点から2級土木施工管理技術検定第一次検定(2級土木施工管理技士補)の100%合格を目指す。さらに2年次では1級土木施工管理技術検定第一次検定(1級土木施工管理技士補)の合格を目指す。また、職長・安全衛生責任者教育などを受講し、安全管理に対する倫理観を身に付けるだけでなく、「人材教育」の一環として、ビジネス能力検定ジョブパスを活用し、ビジネス知識や仕事を行う上でのマナーとして必要な心得を学び、チームワークで働くためのスキルやマインドを定着させる。
ガーデンデザイン学科
教育目的
緑化造園は、景観美を追求するだけでなく、人々に安らぎや癒しを与える快適な生活空間を提供する。また、世界的な異常気象や環境問題に直面する現代において、環境保護や緑化推進における幅広い知識を持った造園技術者がこれまで以上に必要とされている。
本学科は、緑の景観形成を通じて「植物を護り増やし育てる」をキーワードに、民間企業や自治体と連携を図った実践教育を大きな柱とする。これにより、高度な環境緑化技術と「ものづくり」のスキルを体得する。また、社会が求める技術力、行動力、即戦力を兼ね備えた造園技術者を育成するため、マナー教育及びコミュニケーション能力の習得に力を注ぐ。
カリキュラムは、ものづくりの計画から完成に至るまでの一連の工程を、実務に即した流れで講義・演習・実習科目を順序立てて構成し、自己解決能力を高める教育を実施する。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
級造園施工管理技士補の資格取得を全学生の必須目標と定める。
合格率100%達成に向け集中的にサポートする特別科目(造園施工特論)を時間割に組み込み、過去10年間の問題を徹底分析解説すると共に、他の講義科目に於いても要所で問題を想定し取得をサポートする支援体制を確立している。
3級造園技能士の資格取得を全学生の必須目標と定め、2級造園技能士の資格取得を全学生に推奨する。
受験生の合格率100%達成に向け教員・卒業生協同で実技・要素・学科試験問題を想定し取得をサポートする支援体制を確立している。
専科 2級建築士科
教育目的
建築業界における2大国家資格は、建築士と建築施工管理技士であるが、実務経験を必要とせずに二級建築士の受験をする場合、本科建築系5学科卒業により受験資格を得る必要がある。
本科は、二級建築士の資格取得とともに、就職後に即戦力として活躍できるよう、より実践的なスキル向上及び職業倫理の構築をも目的とした学科である。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
「弱点を知り、克服していく」をキーワードに、学科においては、基礎力を確実に身につけた後、応用力に結び付ける。また製図試験対策においては、きめ細かな「講義と図面添削」により、合格に導く指導を行っている。
建築士法改正に伴う一級建築士への受験においては、本学科で得た受験対策と実績が、「着実なステップアップ方式」であると捉え、本校の建築士取得における基本方針と位置づけている。
専科 1級建築士科
教育目的
令和2年3月施行の改正建築士法により、それまで働きながら受験するものであった一級建築士資格が在学中に受験・合格可能となった。これにより「試験に合格してから就職する」ことを選択出来るようになり、進路選択の自由度が高まった。本専攻科は二級建築士学科試験に合格し、さらなる高みを志す学生・社会人を対象としており、学習に専念できる環境で合格へと導き、よりハイレベルかつ多彩なスキルを育み、建設の世界で求められるプロフェッショナルを養成する。
取得資格又は取得目標資格の支援体制
一級建築士資格取得に向けて、本科及び専科2級建築士科での指導と連動したステップアップカリキュラムを展開することで、無理のない、効率的な学力修得を目指した学科対策と実績のある資格スクールとの連携による短期集中型の製図試験対策を実施。製図試験終了後においては、実践的な技能とプロ意識を養成する為のスキルアップ講座において支援する体制が整っている。