免震構造校舎

安全・安心への意識を培う、
西日本初の免震構造校舎。

修成では、110年以上にわたって建設業界に人材を輩出し続ける学校として、長きにわたり安全・安心への意識も培ってきた。
その取り組みの一つとして、1997年、西日本初となる免震構造校舎が完成。
安全かつ安心して学べる環境をつくるため、震度7にも耐えるものだ。
安全・安心な学校生活を実現するとともに、「安全・安心」を第一に考える建設技術者に育ってほしいという願いが込められている。

地下免震ピット

実物の免震装置が見学できる地下室。
「生きた教材」を実際に目にすることにより、構造をスムーズに理解できる。

免震構造は、免震層(地下免震ピット)に免震装置を設置して地盤と建物を切り離し、地震による建物の揺れを減少させる。地震時には建物の損傷を防ぐだけでなく、ゆっくりと揺れることで家具なども倒れにくく、設備機能も維持されるというメリットがある。これらの免震装置は地下室で実際に見学できるため、「生きた教材」としての理解だけでなく「安全・安心」という建設の基本を、身をもって感じられるだろう。

地下免震ピット
免震構造校舎

鋼棒ダンパー10基、積層ゴム18基、鉛ダンパー14基が使われている修成の免震構造校舎。1996年11月に着工、約1年かけて地上6階建て、延べ床面積3990㎡の校舎が完成した。

免震構造の概要

免震層

免震装置は一般的に、建物を支えて地震時にゆっくりと移動させる「アイソレーター」と、その揺れを抑える「ダンパー」の組合せで成り立っている。修成ではゴムと鋼板が相互に重なった積層ゴムのアイソレーターを採用し、その揺れを抑制する鋼棒ダンパー、鉛ダンパーという3つの力で校舎を地震の揺れから守っている。
免震装置は一般的に積層ゴムとダンパー(減衰装置)の機能を備えたものの組合せで成り立っています。

  • 天然ゴム系積層ゴム
  • 鋼棒ダンパー
  • 鉛ダンパー
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