富士教育訓練センターで実習を行いました！
9月半ば、まだまだ暑い日が続いています。それでも、やっぱり季節は少しずつ移ろっていて、修成近くの淀川では秋の虫たちが涼しそうに鳴いていましたよ。みなさんはどんな秋を発見しましたか？ そんな季節の変わり目に修成では、9月10日から14日にかけて、土木工学科と建設エンジニア学科の1年生が静岡県にある富士教育訓練センターで実習を行いました。実習のメインは「鉄筋コンクリート柱づくり」！今回はその一部始終をお届けます！ ■1日目(9月10日) 大阪からバスに揺られること約8時間。長旅の末たどり着いた場所は日本一の山、富士山の麓にある富士教育訓練センター。空気が美味い！涼しい！そして背面には富士山！まさに実習を行うのに最高のロケーションでした！

到着後、まずは入校式へ。 富士教育訓練センターの小松原校長のお話の後、平教官から実習についてのレクチャーを受けました。普段元気いっぱいの学生たちもこれからはじまる実習を前に、りりしい表情で校長先生のお話に聞き入っていました。

それでは早速！「鉄筋コンクリート柱づくり」のはじまり～と言いたいところですが、まずは挨拶の練習から。え、挨拶の練習？という方もいらっしゃるかと思いますが「仕事は挨拶ではじまり、挨拶で終わるもの」です。大きな声で元気良く。コレも大切な実習のひとつです。

■2日目(9月11日) 作業服に身を包み、午前中は入所時教育、午後から本格的に施工実習開始！ まずは建設工事を安全かつ手早く行うために必要不可欠となる「足場」の組み立て工事からスタート！訓練センターの先生からレクチャーを受けた後、2班に分かれて実施。教室での授業と違って、プロの現場さながらの環境で協力しながらひとつのモノを造る。ここでの実習は学生たちにとってレベルアップの連続です！

図面とにらめっこしながら「足場」をくみ上げていく学生たちの真剣な眼差しは、まさにプロそのものではないでしょうか？ 
 
試行錯誤の末、いよいよ完成！自分たちの背丈より遥かに高い「足場」に学生たちも感動！でも、まだまだ実習はじまったばかり、ここからが本番です！

■3日目(9月12日) 富士山の初冠雪が見られました。淡く染まる雪化粧に、来て良かったなぁ…としみじみ…。いやいや一番の目的は実習です！それでは3日目もはりきっていきましょう！

この日は前日に造った「足場」を活用しながら鉄筋で柱の骨組みを造りました。何本もの鉄筋を結束線（鉄骨同士を結ぶ0.8mmのワイヤー）で結びながら造っていきます。複雑な作業に見えますが、コツさえつかめばサクサク進みます。でも、油断は禁物！集中しながら丁寧に組み上げていきました。
 
こんなオフショットをお届け～。休憩って実はとっても大事。仲間とコミュニケーションを取って一丸となる絶好のチャンスだったりします。

作業は順調に進んで、「骨組みづくり」完了～。この作業により柱の強度が大幅に上がって、地震などの災害に強く、頑丈な柱となります。

■4日目(9月13日) いよいよ、施工実習もクライマックスを迎えます！この日の作業は「型枠づくり」！前日に造った鉄筋を木の板で囲みます。これにより、コンクリートで柱を造るための型枠ができあがります。 大がかりな作業になるので、各学生たちの役割をきちんと分担しながら、型枠を造っていきました。
 

そして、いよいよ…型枠工事が終了！実際の工事ならこの中にコンクリートを流しますが、今回の研修ではここまで。みんなと力を合わせて造った「鉄筋コンクリート柱」に学生たちの達成感もひとしおでしょう！ここで完成した「鉄筋コンクリート柱」を背中に各班の集合写真をパシャ！
 
■最終日(9月14日) 3日間で造り上げた「鉄筋コンクリート柱」を片付けて、修了式へ。学生たちの達成感に満ちた表情から、いい実習だったなぁと…感動（涙）。 同じ志を持つ仲間たちと、ひとつの目標に向かって汗を流した5日間。 まさに青春そのものですね～（涙）。 みんなおつかれさま～
 
「訓練センターの先生方の指導のもと、無事に研修を終了することができました。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました」
富士教育訓練センターにご興味のある方は以下、URLよりアクセスしてください。
[今回ご紹介した富士教育訓練センターでの実習は、平成25年度開校の住環境リノベーション学科でも実施する予定です。]
