~未来型寺院と太陽の塔~学外見学会!住環境リノベーション学科

みなさんこんにちは!

修成には、自分の設計事務所をもつ先生がおられます😊

今回は、本校非常勤講師の大蔭政勝先生が設計を手がけられた、新築の未来型寺院が2020年に完成しましたので、ご紹介いたします!

330年維持できることをコンセプトとし、外観は現代建築、内観は伝統的な建築様式という、新世代の建築様式でつくられました。

まずは完成した寺院の外観をご覧ください( •̀∀•́ )b

とても美しいですね!こちらの寺院は、この地域の防災センターとしての機能もあわせもち、また、気軽に訪れることもできるような、地域に開かれた存在です。

夜の外観はこちら・・・

そして今回の新築工事では、なんと!鉄筋コンクリート造の建物の中に木造の本堂をつくられました!!!

みなさんは想像できますか?建物の中の様子はこのようになっています。

荘厳で、美しいですね・・・!こちらの天井は、透かし格天井の上に円形の折上格天井という、日本建築史上の構造です!

そこには天空回廊があり、声や音が美しく響き渡る中、西方浄土からの光を取り入れ、

夕暮れ時になると円形折上天井が黄金色に輝き、まさに新しい空間となります。

さて、この「鉄筋コンクリート造の建物の中の木造の本堂」がいったいどんな風につくられたのか、気になりますよね🤔

実は!昨年度、今の2年生が1年生のときに施工現場を見学に行かせていただいていました!

その時の様子がこちら

どのように設計されて、施工が進んでいるのか、実際に現場を見ながらお話を伺いました!

歴史のある建物を長持ちさせるように工事を施したり、新たな風を吹き入れるべく新しく建て替えたり、

その現場を自分の目で見て知る体験は、学生たちの良い学びであり、貴重な体験になりました。

そしてこの日、もう一か所見学にいきました🤗

今年2020年に国の登録有形文化財に登録された。。。

太陽の塔」見学会

さかのぼること50年前、1970年に大阪万博が開催されました。

皆さんご存知の通り、前衛芸術家「岡本太郎」が生み出した、

大阪万博のテーマ「人類の進歩と調和」を表現するパビリオンとして建てられたのが「太陽の塔」。

知らない方もこの建物の写真はどこかで見たことがあるのではないでしょうか( • ̀∀•́ )ゞ

~太陽の塔がもつ3つの顔の意味~

①おなかについている太陽の顔 ⇒ 現在

②てっぺんについている黄金の顔 ⇒ 未来

③背面についている黒い太陽 ⇒ 過去 (こちらの写真はのちほどでてきます!)

この太陽の塔は、2016年から耐震補強工事が始まって、2018年に再生を果たし、常設の展示施設に生まれ変わりました😊

↓ 塔内の様子

この塔内の赤く見えている部分のコンクリート壁は、耐震補強工事により20cm厚くなり、内部空間が少し狭くなりました。

これよりも上の部分(塔の腕より上)は、鉄骨躯体に鉄骨部材が組み足され、細長くなりましたよ

さらに!塔の軽量化を図るために、エスカレーターが階段に置き換えられていました😮!

塔全体の雰囲気や、テーマ・コンセプトを肌で感じ、岡本太郎氏の芸術も体感できました!

↑ 黒い太陽をバックに記念撮影

2025年に大阪・関西万博を迎えるにあたり、1970年の大阪万博の地を訪れることができた良い機会になりました( •̀∀•́ )

今すぐには難しいですが、こういった見学会ができるようになる日が早く来ることを願っております。

最後になりましたが、ご協力を賜りました皆様に心より感謝申し上げます。